医療における新人心得

看護師の資格をとるまでの道のり

覚えるのではなく、体に叩き込んで欲しい、未来の看護師に贈る「新人心得」です。

覚えておきたい新人心得を伝授!

新人ナースのイメージ写真これから看護師を目指す人、看護師として勤務を始める人ならば、いろいろな夢や希望、目標を持っていることでしょう。

その目標は、「患者さんの気持ちがわかる看護師」「専門知識のある看護師」など、人それぞれなのですが、実際に病院で勤務し始めると「こんなはずじゃなかった」とか、「もう仕事が嫌になった」と思う方が少なくありません。
それだけ看護師の仕事は精神的にも肉体的にもハードだということなのです。

その看護師の仕事を続けていくためには、新人の時からしっかりとした心構えが必要となります。ここでは、看護師のみならず、これから医療関係の仕事を始めようとする方へ、新人心得を伝授していきます。いずれも社会人として、医療現場では当たり前のことばかりですので、しっかりと肝に銘じてください。
星のアイコン10の新人心得

①礼儀・言葉遣いには気をつけるべし

②先輩・同僚と人間関係を良好にするべし

③患者さんに元気と勇気を与える岡山桃太郎であれ

④看護師は命を扱う仕事という意識を忘れるな

⑤仕事人間にはならずプライベートも充実させよ

⑥疲れたら休息も患者さんのためである

⑦最後まで責任を持って仕事をすべし

⑧医療の道の終わりなし、大いに勉強すべし

⑨早め早めに行動すべし

⑩常に患者さんありき、という意識で

若葉のアイコン新人心得の概要

上記の『10の新人心得』は、当たり前のことでも、なかなか一朝一夕にできないものもあります。覚えきれないという方もいるかもしれませんが、正直言って新人心得は覚えるという考え方では失格です。
覚えるものではなく、現場で働くなかで、自然とその行動をとっているものばかりなのです。

◎先輩や同僚などのスタッフとは仲良く
病院内には先輩看護師、看護師長、医師、その他にもいろいろな人が働いています。特に女性が多い職場ですから、一度関係がこじれるとなかなか修復が難しくなります。関係が悪化していると、患者さんの情報までもが連絡不足になりがちです。逆に関係を良好に保っていれば、いろいろと勉強になることもあります。
仲良くするためには礼儀ある言動を心がけるべきですし、プライベートでも楽しく行動すればいいですね。仲良くなれば不要な感情はなくなり、素直に患者さんありきで仕事ができるでしょう。また、体調を崩した時でも、休みを代わってもらえる可能性があります。
◎新人だから…という意識はなくしましょう
新人だからある程度の失敗は許されるというケースはありますが、命を扱う現場において失敗は許されません。
そのため、新人だからという意識はなくすことです。もちろん、先輩看護師より知識や技術、経験も少ないのですから戸惑うこともあるでしょう。
それを少しでも補うためには、早め早めの行動が必要ですし、人任せにせず最後まで責任を持つことも大切。また、早く仕事を覚えるためにも、常に勉強は欠かせないでしょう。患者さんにとっては、どんな人でも一人前の看護師なのです。
◎体調管理も大切な仕事
命を扱う仕事。その仕事内容そのものが精神的、肉体的にも負担の多い看護師。
疲れがたまっていると、どうしても集中力が低下し、医療ミスを犯してしまう危険性も増してきます。つらくてもがんばる、ということは決して良いことではありません。疲れたら休息を取るのも看護師の大切な仕事なのです。
ですから、休みの日は仕事のことを忘れて遊ぶ、楽しむことが大切。それにより心身ともにリフレッシュできますし、楽しかったことは患者さんとの会話にも役立ちます。